場面別の決まり文句〈2〉
No, thank you !
お断りします。
ワイキキのカラカウア通り Kalakaua Ave. の雑踏を歩いていると、私はよく小声で、「マリファナあるよ」と、日本語で声をかけられます。よっぽど好きそうに見えるのでしょうか。
あるいは以前よく見かけたオウム parrot 連れのおじさん。日本人の若い女性にニコニコと近づいて、きれいな色をした大型のオウムを肩に乗せてくれて、記念写真を撮ったら、「20 ドルです」。
最初から毅然とした態度で No, thank you ! と言えるように練習しておくべきです。
色あざやかなオウムを見て、「キャー! カワイイー!」なんてブリッコするのは間違いのもとでしょう。
はっきり断るときのジェスチャーは、胸の前に右手の平を下に向けて止め、自分側から相手に向かって、何度も押し出すようにします。No,thank you ! と言いながらこの身ぶりを示すと、相手はなぜかスゴスゴと退散してしまうようです。