トラベル英会話5つのキー・ワード〈4〉
Hello.
やあ。こんにちは。はじめまして。ただいま。
ハワイ語のAloha. にあたる朝昼晩いつでも使える便利な挨拶が Hello. です。ホテルからビーチへ外出するとき、ショッピングからホテルへ帰ってきたとき、フロントのカウンターに係の人がいたら必ず Hello. と声をかけましょう。
特に小さめのホテルでは挨拶が大切です。声をかけてきた人を無視する ignore のは本当に失礼 impolite です。それにいつも挨拶していれば、何か困ったときに in trouble 親身になって相談に乗ってくれるものです。
相手を見て、今日のご機嫌はどうかな、という感じで Hello. と言います。普通はロのところを強く発音し、最後はウで終わります。ハローと伸ばすのは少しだらしなく聞こえるようです。
日本と違うのは、ワイキキなどではお互いに知らない間柄でも、わりと気軽に Hello. とか Hi! と声をかけあう点でしょうか。ときには同じエレベーターに乗り合わせただけでも、目と目が合えば Hello. です。若い女性がエレベーターを降りるときに微笑みながら See you. と言っても、
「オッ、俺に気があるのかな」
なんて勘違いしないで下さい。単なるフレンドリーな挨拶です。にっこり笑って Bye. と答えましょう。ほとんど単一民族からなるムラ社会日本では、自分の知っている人に挨拶をして礼儀正しいという評価を得ます。その反面、自分の知らない人に対しては非常に冷たいようです。
ところが多民族 multi ethnicity 国家のアメリカでは知らない人にも挨拶をして、まず自分に敵意hostility がないことをはっきりと表現します。そのような歴史の相違からくる習慣の違いかもしれません。
新婚旅行 honeymoon でハワイへ来て、2人だけの幸せな世界に浸っているのはいいのですが、だからといって周囲の人たちをまったく無視するような態度は本当に失礼で恥ずかしいです。かつてマッカーサーは、日本人の精神年齢を12歳と言いました。日本人特有の閉鎖性から少しでも脱出したいものです。
観光客が多いスーパーでは、レジに並んでいて自分の順番が来ると、レジ係の人が Hi! とか Hello! とか明るく挨拶してくれるのでビックリしてしまいます。
「あれぇ、誰かと間違えているのかなあ」
なんて、キョロキョロしてはいけません。あなたもにっこりと笑って Hello! と返事をしましょう。
ワイキキビーチからダイヤモンドヘッドを望む。何と言っても、これこそハワイ。